－元大金持ちの御曹司、Pickles Cafeの店長－

　ロンドンで生まれ、その後ミラノ，サッポロと小さい頃から住まいを転々と変えていた元大金持ちの御曹司である。

　大財閥の社長の息子として生まれたが、父親の強引な商売のやり方に反発して18歳になったある日、勘当同然に家を飛び出した。

　その後また住まいを転々とし、ある町で「親方」に出会ってその人の下で奉公し、24歳で商人として一人立ち。しかし自分のお店を建てるお金が無かったため、港街サーモンネイゼルにやって来て冒険してお金を稼ぎ、自分のお店を建てる資金にするために冒険者になった。

　そして冒険者になったと同時に冒険者たちが経営している執事喫茶にも店員として加入。冒険がない時には喫茶店でコーヒーや紅茶の淹れ方や料理の仕方、接客の仕方を学んだりしたのである。

　冒険者として冒険してた時には雷，闇，炎の攻撃魔法を使う魔法使いとして活躍、捜索をメインに冒険していた。

　性格は冒険をし始めた頃までは外国語訛りでチャラかったが、ある冒険で同行していた冒険者がモンスターの攻撃で一撃死したのを目の当たりにした時に、どんなにチャラくてもどんなに真面目でも死ぬ時は一瞬。それならば死ぬまで真面目に一生懸命生きてやると考え方を改めた。

　そして、執事喫茶で働いてた事もあって真面目で優しい性格に。でもコーヒーや紅茶の淹れ方や料理の仕方には職人的でこだわりのあるものへと変わっていった。特に料理に関しては一流レストランのシェフ並に上達していった。

　冒険者引退後は港街の外れにPickles Cafeを建立。昼は喫茶店，夜はお酒を出すレストランとして営業し、執事喫茶時代の常連さんなどが来てそこそこ繁盛している。

　冒険者だった当初、ピクルス自身には同行の機会が無かったが、店員が冒険した時には海港系やシーロと同行した事が縁で彼女たちもPickles Cafeの常連さんとなっている。