－７猫きょうだいの三女、甘えん坊でわがまま子猫－

　ある日ひょっこりと日中須美（ひなか　すみ）とトリミの前に現れた猫。トリミとクインの実の妹であり、３月ねこ３姉妹の末っ娘である。

　トリミとクイン同様チーコもまた人間の姿になれる猫で、上の絵は人間の姿になった時のものである。

　猫としても７猫兄弟の末っ子（７番目）として生まれた。「チーコ」の名前の由来は中国語の「七（＝チー）」からきていて、生まれた時間は（３月３日の）午前７時７分。まさに７づくめな娘である（笑）。

　チーコもまたトリミとクイン同様、生まれて３～４ヶ月目に最初の飼い主に里子に出された。２番目の飼い主はすごくチーコを可愛がり、人間の姿になった時でも猫の時と変わらないくらい溢れる愛情を持ってチーコを育てた。

　ところが、２番目の飼い主がチーコと一緒に旅行に行った時、旅先で飼い主とチーコがはぐれてしまったのである。チーコが「行った先でトリミお姉ちゃんに会える！」と思って１人飛び出してしまって道に迷ってしまったからなのだ。

　それからチーコは２番目の飼い主に会う事なく、トリミお姉ちゃんに再会出来るまで、ずーっと１人ノラ猫状態でいろんな所をさまよい歩いた。

　トリミに再会してからは、須美たちの近くに住んでいる須美の親戚の家で飼われている。須美の親戚もまたチーコをすごく可愛がっているが、チーコのわがままにはちょっと手を焼いているようだ（笑）。

　そして、公園で１人で遊んでる時に知り合った崎丘かりんとは大の仲良し。お互い妹同士と言う事で気が合うらしく、一緒に街を歩いたりしている。人間状態でも猫状態でもちゃんとチーコの事を見ているし、チーコの保護者（笑）的な役割もちゃんとこなしてるせいか、普段わがままなチーコもかりんの言う事はちゃんと聞いている。

　性格ははっきり言って甘えん坊。そしてかなりのお姉ちゃん子である。生まれた時からトリミのそばをついてきた。末っ子で他の兄弟にいじめられがちだったチーコをトリミがよく面倒を見て、他の兄弟をなだめた事があったからなのだが、再会してからもいつもトリミお姉ちゃんといたいと思っている。

　でも、トリミは今では須美のお姉ちゃんでもあるために、須美とチーコがトリミお姉ちゃんの取り合いをすることも・・・。２人をなだめるトリミお姉ちゃんも大変である（笑）。

　また、３月ねこ３姉妹の中では足が速い。体が小さい事もあって小回りも利くし、ノラ猫時代、危ない時は素早い逃げ足でピンチを切り抜けてきた。

　さらに、運も高い方である。ノラ猫時代には腹が減って倒れそうになった時に誰かが食べ物を恵んでくれたり、人間状態で誘拐されそうになった時には、犯人の車が交番の前で事故を起こし、そのまま犯人が全員捕まってしまったりと、大ピンチになった時の逆転運はすごく高い（また、チーコに危害を加える人は必ず不幸になるジンクスがあるようだ。ただし、チーコ自身で起こしたトラブルは跳ね返すことが出来ない）。やはり「７」という数字に守られているからからなのだろうか・・・。

　だが、ノラ猫としての生活が長く、成長期に満足な栄養を取る事が出来なかった事、それと同時に人間状態での経験も少なかった事が災いしてか、トリミやクインと同じ年（人間状態で16歳程度）なのにどう見ても（人間状態で）10歳程度にしか見えない。考え方もやはり10歳程度だ。

　しかし、人間状態のトリミとクインが自分よりもすごくお姉さんっぽいので、自分も早くお姉ちゃんみたいに大きくなりたいと思っている。そのために色んな事をするのだが、それが周りを巻き込んで大トラブルになってしまうという、リュミルとは違う意味でのトラブルメーカーでもあるのだ。

　ただ、今は須美の親戚に飼われていて満足な栄養を与えられているし、また人間状態でもちゃんとした教育を受けられるようになったので、将来もしかしたらトリミ，クインに並ぶくらいの急成長をするかも・・・。

　そして、猫状態でも人間状態でも赤いリボンをしているのもチーコの特徴だ。この赤いリボンは２番目の飼い主がつけてくれた物で、チーコ自身もすごく気に入っている。

　トリミやクインと違い、髪形で自分の数字を表してないが、いつも着ているブラウスの首の部分のひらひらが（正面からだと分からないが）７つあり、それで自分の数字である「７」を表している。また、人間状態では「みゅ」というのが口癖である。

　ちなみにトリミ、クイン、チーコ以外の１，２，４，６番目の猫は全てオス（男）で、人間になる力は持っていない。でも、彼らもまた生まれた順番の数字にちなんだ名前で呼ばれている（笑）。そして、それぞれ里子に出された後、新しい飼い主と幸せに暮らしている。

　人間状態でのスリーサイズはB70,W54,H68。体型も10歳体型である（笑）（チーコ：みゅ～。あたしは10歳じゃな～い！）。

Web登場：14番目（2001/8/5）
正式デビュー：15番目（2004/8/31）