－アクアマリンから産まれた泣き虫人魚－

　リタが冒険から名もなき湖のほとりの家へ帰る途中の道端で拾った、裏に“ネーレイスティアー”と書かれた２枚貝の形をしたアクアマリンの精で、メルティアがアクアマリンに触れたことで生を受けました（ちなみに彼女に“ネティア”と名付けたのはマリアナです）。

　元々彼女には２枚貝のアクアマリンを着けていたマスターがいて、当初はそのマスターを探すために冒険をはじめたのですが・・・。

　アクアマリンの精ながら、メルティアがアクアマリンに触れたことでネティアが産まれたせいか、メルティアとネティアの遺伝子情報が90％以上同じで、ある事件をきっかけにメルティアはネティアを親族と認知することになります。

　ただ、ネティアははじめから12歳くらいの姿で産まれたため、15歳のメルティアとはどう見ても“親子”には見えず“姉妹”みたいな感じに見えるため、メルティアから「お母さん」と呼ぶのは禁止されています。メルティアとネティアはお互いを名前で呼び合い、“親子”というよりは“姉妹”のような感じで振舞っています。

　性格は内気で泣き虫。正直争いはしたくないタイプですが戦闘のセンスはメルティア以上。剣やメイスを加工したオールだけでなく斧や槍を使った攻撃も可能で、近接武器ならどんな物でも扱えるユーティリティープレイヤーでもあります。

　また、料理に関してはお子様組の中では下処理，調理などどれも２番手。ただ、どっかこっかが特化している他のお子様組から比べると若干見劣りするだけで、メルティアよりも数段手先が器用なので下処理が十分にでき、味付けも濃くもなく薄くもなくちょうどよい塩梅。基本的な調味料は一通り使えるし、平均以上に料理を作ることができます。スーラやセリニア（Webではまだ未登場）やシーロ，他のお子様組から熱心に料理を学んだりしてるし、ピクルスからは「ネティアの料理はなんかホッとする家庭の味だ。」と評価されています。

　そして歌うことも大好き。ただ、メルティアの血を引いてるせいか、魔力のこもった歌は歌えません。

　お子様組の中ではややもすると暴走しがちなメンバーのブレーキ役。特に仲の良くないマリアナとリタの喧嘩が長引くと、半泣きになりながら喧嘩を止めます。ネティアにとってはリタが拾ってくれなかったらここには存在しなかっただろうし、マリアナには名前を付けてもらった恩があるから２人には喧嘩して欲しくないのです。マリアナとリタもそのことが分かっているのでネティアが止めに入った時には喧嘩をやめます。

　また、たまに１人でどこかへ行ってしまうミチカ（海千花）を探し出して悩みを聞くのもネティアの役割です。お互いいきなり12歳くらいの姿で産まれて本当の歳が分からないため、悩みを共有することができるのです。

　ただ、喧嘩を止めたり悩みを聞いたりしていることで、一部の人からはお子様組の影のリーダーと呼ばれていることも・・・（笑）。

　今では港街サーモンネイゼルで他のお子様組と同じ学校，マリアナやミチカ（海千花）と同じクラスで勉強したり、たまに港街の冒険者ギルドやメルティアと一緒の冒険に出てたりしてます。メルティアと一緒に冒険に出る時、料理を作るのはネティアの役目。不器用で味付けの薄い料理しか作れないメルティアより、はるかに美味しい料理を作れるからです。

　ちなみに人間時のスリーサイズはB72，W54，H67。お子様組の中で唯一胸のあるキャラです（笑）。